企業業績見通し(フロンティア)

フロンティア企業業績見通し(2009年度第2次予想)

製造業を中心に幅広い銘柄で上方修正

2009/09/10

  • フロンティア企業調査室

サマリー

◆ 2010 年度に向けて回復確度が強まってきている。コスト削減の進展とエレクトロニクス関連の在庫調整の一巡などにより、前回に続き増額修正となった。下方修正となった業種は僅かに留まり、幅広い銘柄で上方修正となっている。


◆ 09 年度は3.7%減収、4.7%経常減益、10 年度は4.1%増収、20.2%経常増益の見通しとなった。08~09 年度は、97~98 年度以来となる2期連続の経常減益となる見通し。一方、増益となる10 年度の経常利益額は、僅かに下回るが07 年度並の水準まで回復する見通しとなっている。


◆ 09 年度が一桁前半まで経常減益率が縮小するのは、前期の評価損失や退職給付費用等の喪失効果から金融とサービス(ヘルスケア)の寄与が大きいが、値頃感の強いファーストフードが好調な外食、好調な専門店に牽引された小売などが貢献している。一方、製造現場の投資抑制などから機械や電機精密、人材派遣などサービス(対法人)が不振となる見通し。また、不動産なども減益見通しとなっている。10 年度には、一転して電機精密、機械などの製造業に加えて、不動産など幅広い業種が回復する見込み。


◆ 大型銘柄で構成される大和300 とは、回復過程となる10 年度の経常増益率格差が大きく開く見通し。大和300 が世界景気の底入れにより外需関連の加工組立が急牽引するのに対し、内需関連が主体であるフロンティア企業は外需回復の影響が軽微であることによる。

◆ 6月に発表した前回予想比は、09 年度、10 年度とも経常利益額は上方修正となった。幅広い業種で底打ち感が強まっており、2年ぶりに上方修正銘柄数が、下方修正銘柄数を上回った。主に上方修正となったのは、電機精密、機械、その他製造、電子素材などの製造業となっている。電機精密や電子素材などは前回に続き上方修正。コスト削減の進展やエレクトロニクス向けの回復が想定を上回るペースとなっている。前回、製造業で唯一下方修正であった機械でも、コスト削減により上方修正に転じてきている。一方、下方修正額が大きいのは、小売など一部に限られている。下方修正が続いていた不動産関連は評価損の一巡などから修正は僅かに留まった。

ADOBE READERをダウンロードする

PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerのプラグイン(無償)が必要となります。

このページのトップへ