企業業績見通し(フロンティア)
2010/06/03
- フロンティア企業調査室
サマリー
◆10年度に向けて業績回復の確度が高まり、また、10年度の経常利益が現在のユニバースで実質的に最高益を更新する見通しとなっている。一方、前回3月に発表した前回予想比は、10年度が下方修正となっており、09年9月の調査から続いていた業績上方修正のモメンタムが、一旦途切れた形となっている。上方修正銘柄数が下方修正銘柄数を上回ったが、一部の下方修正を全体の好調さのモメンタムで補えない、踊り場となっている。
◆10年度の経常利益は、減益に転じる以前の07年度の水準を6%上回り、最高経常利益を更新する見通し。ただし全ての業種が以前の利益水準に戻るわけではなく、11年度に07年度の水準を上回る業種は、16業種中9業種となっている。その中で特に利益水準が拡大するのは、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)が収益化するサービス(IT)で07年度比2.2倍となる見通し。
◆05年以前にライブドアなどが勃興したインターネット関連ビジネスはしばらく新機軸を見出せていなかったが、新しいビジネスモデルが開花し始めようとしている。SNSがインターネットインフラとして成長していく中で、新規参入やIPOを通じた新しい企業の登場が相次ぐことになろう。