[株式市場 日本]クオンツ 数学的テクニックによる分析
2010/08/13
- 金融証券研究所 投資戦略部 クオンツチーム
チーフ クオンツアナリスト 吉野 貴晶
シニア クオンツアナリスト 橋本 純一
クオンツアナリスト 斉藤 哲朗
クオンツアナリスト 飯田 尚宏
クオンツアナリスト 林田 正史
前山 裕亮
サマリー
◆「BCDの株式評価モデルによる投資戦略:NO1」以下の3論文は、Chen and Dong(2001、以
下CD 論文)、Bakshi and Chen(2005、以下BC 論文)で提示された株式の絶対評価モデル(以下、
BCD モデル)を投資戦略に応用したものである。第1稿(NO1)となる本稿では、CD 論文における
BCD モデルに関する解説と、我が国における実証分析を行った。
◆ 「BCDの株式評価モデルによる投資戦略:NO1」では、BC 論文で示されたBCD モデルに関す
る解説と、我が国における実証分析を行った。第2稿(NO2)となる本稿では、BCD モデルの我が
国における銘柄選択効果を分析した。分析の結果、代表的投資指標と比較して「BCD モデルV/P
(株主価値/株式時価総額)」の銘柄選別効果が高いことが示された。
◆「BCDの株式評価モデルによる投資戦略:NO2」では、BCD モデルの我が国における銘柄選
択効果を分析した。第3稿(NO3)となる本稿では、第2稿(NO2)までで取り上げたこれらのフ
ァクターに関して、マクロ局面別の有効性や主要ファクターの属性などを検討したうえで、ファ
クターが将来のリターンに影響を与える理由や、どういった局面で効果があるか?そして、どの
ようなファクターと類似するか?などを検討した。景気局面で見ると、BCD モデルによるV/P(株
主価値/株式時価総額)レシオは上昇後期、下落の局面での有効性が高かった。
◆「会計情報の質を使った投資戦略:NO1」以下の4論文は、会計情報の質に関するファクター
を整理し、その銘柄選択効果を分析したものである。第1稿(NO1)となる本稿では、竹原(2007)
をベースとしたモデル設定とその拡張について示し、日本株式市場においてPublic とPrivate の
情報精度の算出を行なった。