[株式市場 日本]日本株投資戦略

日本市場8月

新政権の経済政策と株式市場~2010年は日本が欧米上回る経済成長率?

2009/08/29

  • 投資戦略部 三宅 一弘

サマリー

◆日本経済は、08年度下期に歴史的な縮小を経験したが、先進国の中で最速の「景気底打ち」を宣言、IMFによる10年の実質経済成長率見通しでは、米国+0.8%、ユーロエリア-0.3%、日本+1.7%と日本が最も高い成長予想。09年度の東証1 部(除く金融)の収益は、損益分岐点比率が上昇しているため、売上高の僅かな変化で経常増減益率がブレやすくなっているが、08年度下期と逆の「期を追うごとに業績上方修正」の公算が大きい。「終わってみれば増益」という可能性があり得るとみる。円高が大きなリスク要因。8月30日に衆議院選挙が実施されるが、民主党政権が誕生する可能性が高い。政権構想などをみると、ポジティブ、ネガティブの両面あるが、投票率が高く民主党政権が誕生する場合には、国民からの「変化への強い期待」からポジティブに受け取られそうだ。来年7月に参議院選挙があり、民主党は子育て・教育支援、高速道路の無料化やガソリン暫定税率廃止、農家の戸別所得補償など国民受けしやすい政策を重点的に打ち出すだろう。財政改革よりもまずは、消費者(家計)支援(批判的に言えばバラマキ先行)となり、景気回復にはプラス効果が生じそうである。

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