[株式市場 日本]日本株投資戦略

日本市場2010年6月

10年下期の日本株見通し~大幅増益、ユーロ不安、中国賃上げ、菅新政権

2010/06/29

  • 金融証券研究所 三宅 一弘

サマリー

◆日本株を取り巻く投資環境は過去3ヵ月間に、①ギリシャ危機深刻化とユーロ下落不安、②中国の不動産投機抑制策と、労働争議や賃上げの鮮明化、③国内政治面で社民党の連立政権離脱と菅新政権発足など、大きな変化が生じた。特にギリシャ危機とその波紋によって、10年半ば以降とみられた円安・ドル高の時期が1~2四半期後ズレした公算が大きく、その分、日本株の停滞(ボックス相場)が長引く可能性があろう。11年3月末のTOPIX水準は1,050から1,000に下方修正する。中国の大幅な人件費上昇と労働者不足、所得倍増計画、長期的な人民元高などの潮流を眺めると、中国において消費ブームや消費の高度化が急速に進みそうである。沿岸都市部の消費の高度化などを取り込める消費関連企業や、人件費上昇と労働力不足から省力化投資関連企業などが注目される。

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